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日本画 伊藤深游木

伊藤深游木

日本画 伊藤深游木( いとうみゆき)は1954年に東京で生まれた女流の日本画家である。 東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻を卒業 し、翌年には第69回院展に「浅茅ヶ宿」を出品し初入選を果たしている。以後毎年のように受賞を重ねてきた人気、実力ともに急上昇中の女流画家である。その作風は師の平山郁夫の影響を強く受けていて風景、花などを題材に幻想的でかつ女性的な柔らかな筆使いである。 師の平山夫郁と言えば「シルクロードシリーズ」を描き続けていることで有名であるが、その原点にあるのは広島での被爆体験であり、「平和を祈る心」を仏教伝来のシルクロードに重ね合わせてきた画家である。ある集いにおいて壇上に上がって師の平山夫郁に花束を贈呈することがあったそうだが、同席した人によると彼女は恥ずかしげな風情を見せていたと言う。彼女の作品に漂う清楚な美しさは、恥じらいを持った女性だからこそ描ける作風なのではないだろうか。 2008年の「伊藤深游木新作展 季(とき)によせて」の作品を見てみよう。「あけびの花」は深い森影を想わせる濃い紺色を背景にして、白とピンクの花柄をじつに丹念に描いている。葉も花も伝統的な筆の流れではなく、これ以上はないほどに写実的に描き込まれている。こうした描き方は、他の出品作全てに共通していて、それぞれの花たちの美しさを見事に表現している。同様に「青い芥子」は6輪の大きな芥子の花びらをクローズアップして描いているが、背景と花の青一色のなかに橙色の花芯を密やかに配色していて、女性らしく愛らしい作品になっている。こうした愛らしい花とは違って、風景画「秋色にそめて」は手前に雪の林を思わせる白色を置き、奥には漆黒の闇を思わせる夜空を配し、中央には秋の紅葉に彩られた艶やかな色彩を強調している。そこに描かれている木々たちはすべて綿密に描きこまれており、彼女の写実力の素晴らしさを物語っている。まだまだ若いといえる年齢であり、今後ますますの活躍を期待したい。

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